惚れ込んだ人々
難しい栽培にチャレンジ
ゆめせんかは一般的な品種よりもトウが立ちやすく栽培しにくい品種です。当農協も一度は生産試験に着手したものの、収量が確保できず断念しました。しかしゆめせんかのブランド構築に挑むプロジェクトチームの熱意に共感し、再びチャレンジ。試行錯誤を繰り返した末、生産体制を構築することができました。
十勝の風土と情熱の賜物
ゆめせんかは発芽耐性が強くなく、生育期間も長いので大変手間がかかります。それだけに無事に収穫できた時の喜びはひとしお。ギュッと凝縮した甘みと旨みは、寒暖差が大きい十勝の風土と、難しい栽培に挑む生産者の情熱の賜物です
他にはない魅力を伝えたい
収量確保や販路拡大などまだまだ課題はありますが、ここまで味と用途にこだわって生まれた玉ねぎは他にはありません。ゆめせんかの魅力を多くの方に知っていただき、作り手・売り手・使い手の三方よしにつながることを願っています。
飛び抜けた甘みに驚き
知人からゆめせんかのペーストをいただき、飛び抜けて甘みが強いことに驚きました。ソースにすると濃厚な味わいをダイレクトに感じられるし、フォン・ド・ボーの代わりに煮込み料理やソテーに足すと、深みとコクがぐっと増します。料理の幅が広がりそうだと直感しました。
オーナーシェフ 川端 美枝 氏
メインでもソースでも大活躍
たとえばオニオングラタンスープにすると、他の玉ねぎでは出せない存在感が生まれます。水分が少なく短時間の加熱で甘みが引き出るので調理効率もいいですね。ペーストをソースに使ったクリームパスタもお客さまに好評です。生ハムとパルメザンチーズの塩味のみで味付けすることでふくよかな甘みが際立ち、色が淡いのでクリームの白さが引き立ちます。
この選択がこだわりの証
希少性が高い加熱専用玉ねぎをあえて選ぶことは、クオリティを追求する姿勢のアピールにもつながります。北海道の食材にこだわる当店としても、ゆめせんかの可能性に大いに期待しています。
イタリア料理イルピーノ
北海道の食材をふんだんに使ったイタリア料理と種類豊富なワインが楽しめる気さくなトラットリア。
北海道札幌市中央区北1条西3丁目
荒巻時計台ビルB1
011-280-7557
http://www.ilpino-il.com